【第2回】毛が薄くなった?犬の甲状腺機能低下症と皮膚トラブル
こんにちは!アルプス動物病院です。
前回は、犬の甲状腺機能低下症で見られやすい「元気がない」「太りやすい」といった変化についてご紹介しました。
今回は、この病気でよく見られる皮膚や毛並みの変化についてお話しします。
「最近毛づやが悪い」「同じ場所の毛が薄くなってきた」と感じる場合には、ホルモンの異常が関係していることもあります。
こんな皮膚トラブルはありませんか?
左右対称の脱毛
甲状腺機能低下症では、体の左右対称に毛が薄くなることがあります。
特に、
・わき腹
・しっぽ
・首まわり
・太ももの後ろ
などで変化が見られやすくなります。
かゆみが強くないまま、少しずつ毛が減っていくケースも少なくありません。
毛づやの低下
以前より毛並みがパサついたり、つやがなくなったように見えることがあります。
「ブラッシングしても整いにくい」「なんとなく毛並みがぼんやりしている」といった変化から気づかれることもあります。
皮膚のベタつき
皮膚の状態が変化し、ベタつきやにおいが気になることもあります。
脂っぽいフケが増えたり、皮膚が厚く黒っぽく見える場合もあります。
季節の影響と思われやすいですが、症状が続く場合には注意が必要です。
外耳炎を繰り返すことも
耳のトラブルとの関係
甲状腺機能低下症では、外耳炎を繰り返しやすくなることがあります。
・耳をかゆがる
・耳あかが増える
・耳のにおいが気になる
といった症状が続く場合、皮膚の状態変化が関係しているケースも見られます。
なかなか改善しない場合
点耳薬で一時的によくなっても、繰り返し外耳炎になる場合には、背景に別の病気が隠れていることもあります。
特に、皮膚症状や体重増加などほかの変化もある場合には、甲状腺機能低下症が隠れている可能性も考えられます。
皮膚病だけではないことも
年齢変化と思われやすい病気
毛づやの低下や脱毛は、「年齢のせいかな」と思われやすい症状です。
しかし、ホルモンの異常によって皮膚や被毛に変化が出ているケースもあります。
小さな変化の積み重ね
甲状腺機能低下症では、急激な変化よりも、少しずつ症状が現れることが多くあります。
「最近毛が薄くなった」「皮膚トラブルが増えた」といった違和感が、病気のサインになっている場合もあるので注意が必要です。
まとめ
犬の甲状腺機能低下症では、脱毛や毛づやの低下、皮膚のベタつきなど、さまざまな皮膚症状が見られることがあります。
また、外耳炎を繰り返す背景にホルモンの異常が関係しているケースもあります。
次回は、甲状腺機能低下症の検査や治療、日常生活での注意点についてご紹介します。
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