猫がカリカリを嫌がる?歯が溶ける「吸収病巣」の痛みと症状
こんにちは!アルプス動物病院です。
「ご飯を前にすると来るのに食べない」「カリカリを嫌がるようになった」
そんな変化に気づいたことはありませんか?
猫では、食欲が落ちたように見えても、実は口が痛くて食べられないケースがあります。
その原因のひとつとして多いのが「吸収病巣(きゅうしゅうびょうそう)」です。
今回は、猫の吸収病巣について分かりやすくご紹介します。
吸収病巣とは?
歯が少しずつ溶けていく病気
吸収病巣は、「破歯細胞性吸収病巣」とも呼ばれ、歯が内側から溶けていく病気です。
見た目では小さな変化しかなくても、実際には歯の根元で強い痛みが出ていることがあります。
中高齢の猫で多く見られますが、若い猫でも起こる場合があります。
こんな様子に気をつけましょう
食べ方の変化がヒントになります
吸収病巣では、次のような様子が見られることがあります。
・食べようとして途中でやめる
・カリカリを嫌がる
・食べ物を口から落とす
・片側だけで噛もうとする
「食欲がない」というより、食べたいけれど痛い状態になっているケースも少なくありません。
口元を気にすることも
そのほかにも、
・よだれが増える
・前足で口元を気にする
・口臭が強くなる
・毛づくろいが減る
といった変化が見られることがあります。
なぜ起こるの?
はっきりした原因は分かっていません
吸収病巣は比較的よく見られる病気ですが、なぜ起こるのかは完全には分かっていません。
歯や歯ぐきへの慢性的な刺激、炎症、体質などが関係していると考えられています。
診察ではどんなことをするの?
口の中の状態を確認します
診察では、歯ぐきの赤みや歯の異常、痛みの反応などを確認します。
ただし、吸収病巣は歯ぐきの下で進行していることも多く、見た目だけでは分かりにくい場合があります。
必要に応じて詳しい確認を行います
状態によっては、麻酔下で口の中を詳しく確認することがあります。
歯ぐきの奥の状態や、見た目では分かりにくい歯の異常がないかを確認しながら、治療方針を検討していきます。
治療について
痛みの原因となる歯への対応を行います
吸収病巣では、痛みの原因となっている歯への処置を検討します。
状態に応じて、炎症や痛みを和らげる治療を組み合わせることもあります。
口の痛みが改善することで、食欲や生活の様子が変わる猫も少なくありません。
まとめ
猫の吸収病巣は、歯が内側から溶けていく病気で、強い痛みを伴うことがあります。
「食べたいのに食べられない」「カリカリを急に嫌がる」といった変化の背景に、口のトラブルが隠れている場合もあります。
南アルプス市を中心に、甲府市・韮崎市・中央市・昭和町など周辺地域で、愛猫の食べ方やお口の様子が気になる場合は、お気軽にご相談ください。
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