🦠犬・猫の感染症|ワクチンで防げる病気と予防のポイント

こんにちは、アルプス動物病院です。今回は、犬や猫に多く見られる感染症と、その予防方法についてご紹介します。感染症は命に関わることもあるため、正しい知識と日常的な予防がとても重要です。


■ 感染症とは?

● 細菌・ウイルス・寄生虫による病気

感染症は病原体が体に入り、発熱・くしゃみ・下痢・食欲不振などを引き起こす病気です。

● 命を落とすことも

パルボウイルスや猫白血病など、数日で重症化する病気もあります。早期発見と予防が大切です。


■ 犬で多い感染症

● 犬ジステンパー

発熱・咳・目やに・神経症状を伴う重い病気。致死率が高く、ワクチンでの予防が有効です。

● 犬パルボウイルス感染症

激しい嘔吐と血便を起こし、子犬では命を落とすこともあります。とても感染力が強く注意が必要です.

● ケンネルコフ(犬伝染性気管気管支炎)

咳が続く呼吸器の病気。軽症でも感染力が高く、ドッグランなどで広がりやすい病気です。


■ 猫で多い感染症

● 猫風邪(ウイルス性鼻気管炎・カリシウイルス)

くしゃみ・鼻水・目やに・口内炎などを引き起こします。特に子猫や免疫の弱い子は重症化します。

● 猫白血病ウイルス(FeLV)

免疫力が低下し、貧血・腫瘍などを起こすウイルス。血液や唾液で感染します。

● 猫エイズウイルス(FIV)

ケンカによる咬傷で感染。発症すると免疫が下がり、感染症を繰り返すようになります。


■ ワクチンで防げる感染症

● 犬のワクチン

5種・7種などの混合ワクチンで、ジステンパー・パルボウイルス・レプトスピラ症などを予防できます。

● 猫のワクチン

3種や5種で、猫風邪・猫白血病・猫カリシウイルスなどを予防。生後2か月頃から複数回接種し、その後は年1回の追加が必要です。


■ 日常でできる感染症対策

● 外から病原体を持ち込まない

外出後は手洗いや衣類の清潔を意識しましょう。室内飼育でもウイルスは靴や手に付着して運ばれます。

● 新しく迎えるときは隔離・検査を

多頭飼いの場合、先住の子にうつさないため、まず健康チェックとウイルス検査を行うと安心です。

● 清潔な環境づくり

食器・トイレ・ベッドをこまめに洗い、清潔を保つことは予防につながります。


■ 感染が疑われるサイン

  • 発熱・ぐったりしている
  • 咳・くしゃみ・鼻水
  • 嘔吐・下痢・血便
  • 食欲がない、元気がない
    このような症状が見られたら、早めに受診することが大切です。

■ まとめ

感染症は予防が最も大切です。ワクチン、清潔な環境、早めの対応で愛犬・愛猫の命を守りましょう。
南アルプス市・韮崎市・甲斐市周辺にお住まいの皆さまも、気になる症状があればお気軽にご相談ください。

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