【第1回】食欲はあるのに体重が減る?猫の糖尿病で見られる変化

こんにちは!アルプス動物病院です。
「しっかり食べているのに体重が減ってきた」「水をよく飲むようになった」
そんな変化に気づいたことはありませんか?

猫では、こうした一見ささいな変化の背景に「糖尿病」が隠れていることがあります。
今回は第1回として、猫の糖尿病の基本と見逃したくないサインについてご紹介します。

糖尿病とはどんな病気?

血糖値が高い状態が続く病気

糖尿病は、血液中のブドウ糖(血糖)がうまく細胞に取り込まれず、高い状態が続く病気です。
本来はインスリンの働きによって血糖が調整されますが、そのバランスが崩れることで発症します。

猫ではインスリンの働きが低下するタイプが多く、エネルギーをうまく使えなくなることで体に負担がかかっていきます。

こんな変化に気をつけましょう

よく見られる初期サイン

猫の糖尿病では、次のような変化が見られます。

・水を飲む量が増える
・尿の量や回数が増える
・食欲があるのに体重が減る

一見すると元気そうに見えることも多く、見過ごされやすいポイントです。

進行するとみられる変化

状態が進むと、次のような様子が見られます。

・元気がなくなる
・毛づやが悪くなる
・後ろ足がふらつく

特に後ろ足の変化は、歩き方の違和感として気づくこともあります。

なぜ気づきにくいの?

食欲があるため見逃しやすい

糖尿病では食欲が落ちない、あるいは増えることもあります。
そのため「元気そう」と感じやすく、異変に気づきにくい傾向があります。

体重や飲水量など、複数の変化をあわせて見ることが大切です。

変化がゆっくり進む

症状は急に現れるのではなく、少しずつ進むことが多いです。
そのため日常の中では気づきにくく、発見が遅れることもあります。

放置するとどうなるの?

体への負担が大きくなる

血糖値が高い状態が続くと、脱水や感染が起こりやすくなります。
体力の低下や体調不良につながることもあります。

急激に悪化するケースも

進行すると重い状態に移行し、ぐったりしてしまうこともあります。
こうした状態になる前に気づくことが重要です。

気になるときはどうすればいい?

小さな変化でも確認を

「少し気になる」と感じた段階で確認することが大切です。
特に飲水量や体重の変化は、早期発見につながるサインになります。

まとめ

猫の糖尿病は、初期には元気そうに見えることが多く、見過ごされやすい病気です。
しかし体の中では変化が進んでいます。

「よく食べるのに痩せる」「水をよく飲む」といったサインに気づくことが、早期発見につながります。
日頃のちょっとした違いに目を向けることが、健康を守る第一歩です。

次回は、検査や治療についてご紹介します。

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