【第1回】愛犬の首が傾いている?前庭疾患のサインと基礎知識

こんにちは!アルプス動物病院です。
「急にふらついて立てなくなった」「首が傾いている」「目が揺れている気がする」
愛犬のそんな変化に驚いたことはありませんか?
こうした症状の背景に、前庭疾患が隠れていることがあります。

今回は、犬の前庭疾患について分かりやすくご紹介します。

前庭疾患とはどんな病気?

バランスをとる働きに異常が起こる病気

前庭とは、体のバランスを保つ働きに関わる仕組みです。
この部分に異常が起こると、平衡感覚が乱れ、ふらつきや首の傾きなどの症状が見られることがあります。

突然症状が出ることもあり、飼い主さんが驚かれることも少なくありません。

こんな様子に気をつけましょう

よく見られるサイン

前庭疾患では、次のような症状が見られることがあります。

・急にふらつく
・首が傾く
・まっすぐ歩けない
・ぐるぐる回るように動く

目や体に出る変化

状態によっては、次のような変化が見られることもあります。

・眼球が細かく揺れる
・立ち上がりにくい
・吐いてしまう

急に強い症状が出ることもあるため、十分な注意が必要です。
また、症状が出ている間は不安そうに見えたり、いつも通り歩けず戸惑う様子が見られたりすることもあります。
普段との違いに気づくことも大切です。

どうして起こるの?

前庭疾患は、耳の奥の異常が関係することもあれば、加齢に伴って見られることもあります。
特に高齢の犬では、原因がはっきりしない特発性前庭疾患が見られることもあります。

一方で、症状によっては別の病気との見分けが必要になる場合もあります。
そのため、症状だけで自己判断しないことが大切です。

また、症状の出方には個体差があり、軽いふらつきだけで始まることもあれば、急に強い症状が出ることもあります。

早めの受診が大切です

前庭疾患は、脳の病気などと症状が似ることもあり、見分けが重要になる場合があります。
「様子を見ていい症状か」の判断も含めて、早めの受診が安心につながります。

急なふらつきや首の傾きが見られた場合は、無理に歩かせず安全を確保して相談しましょう。
特に食欲低下や元気消失を伴う場合は、注意して様子を見ることも大切です。

まとめ

犬の前庭疾患は、急なふらつきや首の傾きなどで気づくことがある病気です。
突然の症状に驚くこともありますが、原因によって対応が異なるため、早めの確認が大切です。

第2回では、前庭疾患ではどのような検査や治療を行うのかについてご紹介します。

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