犬猫のジアルジア症|下痢が続くときは要注意

こんにちは!アルプス動物病院です。
「なかなか下痢が治らない」「子犬・子猫を迎えてから便がゆるい」そんなときに疑われる病気のひとつがジアルジア症です。
あまり聞きなれない名前かもしれませんが、特に若い犬猫では比較的みられる寄生虫感染症です。

今回は、ジアルジア症の症状や治療、注意点についてわかりやすくお伝えします。

ジアルジア症とはどんな病気?

原虫という小さな寄生虫が原因です

ジアルジア症は、「ジアルジア」という原虫(目に見えないほど小さな寄生虫)が腸に寄生することで起こります。感染した動物の便に含まれる虫の卵が口に入ることで感染します。

多頭飼育環境やペットショップ、ブリーダー施設などでは広がりやすい傾向がありますが、散歩中に地面をなめたり、水たまりの水を飲んだりすることで感染することもあります。

子犬・子猫に多くみられます

特に免疫力が十分でない子犬・子猫で発症しやすいのが特徴です。ただし、成犬・成猫でも体調を崩しているときなどには症状が出ることがあります。

一見元気に見えても、便の状態が安定しない場合は注意が必要です。

主な症状について

水っぽい下痢や軟便が続きます

代表的な症状は、慢性的な下痢や軟便です。便に粘液が混ざることもあり、独特のにおいが強くなる場合もあります。

・水様便が続く
・良くなったり悪くなったりを繰り返す
・体重が増えにくい

といった様子がみられたら、一度検査をおすすめします。

元気や食欲はあることも

ジアルジア症では、下痢があっても元気や食欲が保たれていることが少なくありません。そのため「様子を見よう」となりやすいのですが、長引く下痢は腸に負担をかけます。

特に子犬・子猫では脱水や栄養不足につながることもあるため、早めの対応が安心です。

診断と治療について

便検査で確認します

診断は便検査で行います。ただし、毎回必ず虫が見つかるとは限らないため、症状が続く場合は複数回検査を行うこともあります。

下痢が長引いている場合は、自己判断せずご相談ください。

投薬と環境管理が大切です

治療は内服薬で行います。あわせて、生活環境の清掃や排泄物の適切な処理も重要です。再感染を防ぐため、トイレや寝床を清潔に保つことを心がけましょう。

多頭飼育の場合は、ほかの犬猫にも感染していないか確認が必要になることもあります。

まとめ

ジアルジア症は、特に子犬・子猫に多い腸の寄生虫感染症です。命に直結することは多くありませんが、下痢が長引くことで体力を消耗してしまうことがあります。
「元気だから大丈夫」と思わず、便の状態が安定しないときは一度検査を受けることが安心につながります。

南アルプス市を中心に、甲府市・韮崎市・中央市・昭和町など周辺地域で、愛犬・愛猫の下痢や便の異常が続く場合は、お早めにご相談ください。

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