猫の換毛期に注意|毛球症の症状と予防法
こんにちは!アルプス動物病院です。
春になると「最近よく吐くようになった」「毛がたくさん抜ける」といったご相談が増えてきます。暖かくなるこの時期は猫の換毛期にあたり、毛球症(もうきゅうしょう)が起こりやすい季節です。
室内で過ごしている猫でも季節の影響は受けており、思っている以上に体には変化が起きています。
今回は、症状と予防のポイントをわかりやすくお伝えします。
換毛期に起こる体の変化
抜け毛が一気に増える理由
換毛期は、冬毛から夏毛へと生え替わる自然な現象です。特に室内飼育の猫でも日照時間の変化の影響を受け、春は抜け毛が急増します。
猫はグルーミングによって抜け毛を飲み込むため、この時期は体内に入る毛の量がどうしても増えてしまいます。
通常は便と一緒に排出されますが、飲み込む量が多いと胃や腸の中で毛がたまりやすくなります。
さらに水分摂取量が少ない子では、毛がスムーズに排出されにくくなることもあります。
毛球症とはどんな状態?
毛球症は、飲み込んだ毛が消化管内で塊になり、嘔吐や食欲不振を引き起こす状態です。
軽度の場合は毛玉を吐いて終わりますが、うまく排出できないと腸に詰まり、腸閉塞につながることもあります。
長毛種の猫や、毛づくろいが多い子、シニア期の猫は特に注意が必要です。
見逃しやすい初期サイン
こんな変化はありませんか?
・吐く回数が少し増えた
・食事量がやや減った
・便が細い、または量が少ない
「換毛期だから仕方ない」と思いがちですが、繰り返す場合は毛球症のサインかもしれません。
元気があるように見えても、体の中では負担がかかっていることがあります。
早めの受診が必要な症状
何度も吐こうとするのに何も出ない、ぐったりして動かない、2日以上排便がないといった症状がある場合は要注意です。
特に吐きたいのに吐けない状態は緊急性が高い可能性があります。
ご家庭でできる予防法
ブラッシングが一番の対策
換毛期はこまめなブラッシングが最も効果的です。抜け毛を取り除くことで、飲み込む毛の量を減らすことができます。
可能であれば毎日行うのが理想です。短時間でも継続することが大切です。
食事でのサポート
毛玉ケア用フードや食物繊維を含むフードは、毛の排出を助けます。ただし、療法食を使用している場合や持病がある場合は、自己判断で変更せずご相談ください。
水分摂取を促す工夫も、排出を助けるポイントになります。
まとめ
春の換毛期は自然な体の変化ですが、毛球症は放置すると重症化することがあります。
「いつもと少し違うな」と感じたら、早めの確認が安心につながります。小さなサインを見逃さないことが大切です。
南アルプス市を中心に、甲府市・韮崎市・中央市・昭和町など周辺地域で、愛猫の嘔吐や食欲不振、換毛期の体調変化が気になる場合は、お早めにご相談ください。
最新情報は、下記の公式LINE・Instagramからご覧いただけます📱✨

