【第3回】犬の皮膚炎予防|スキンケアと日常管理

こんにちは!アルプス動物病院です。
皮膚炎の治療で一時的に症状が落ち着いても、「しばらくするとまたかゆみが出てくる」というケースは少なくありません。
犬の皮膚炎、とくに症状が長引きやすいタイプでは、病院での治療と日常管理を組み合わせることが再発予防の大きなポイントになります。
今回は、ご家庭でできるスキンケアや食事管理、皮膚炎と上手に付き合うための考え方についてお話しします。

皮膚の健康を支えるスキンケア

シャンプーは「洗いすぎない」が基本

皮膚炎があると、清潔にしようとして頻繁にシャンプーをしたくなるかもしれません。しかし、洗いすぎは皮膚のバリア機能を低下させ、かえって症状を悪化させることがあります。
犬の皮膚の状態に合ったシャンプー剤を使い、回数や方法は獣医師と相談しながら調整することが大切です。

保湿ケアの重要性

皮膚が乾燥すると、外からの刺激を受けやすくなります。
シャンプー後の保湿や、日常的な保湿ケアを取り入れることで、皮膚のバリア機能をサポートすることができます。

食事管理と皮膚炎の関係

食事は皮膚の材料

皮膚や被毛は、毎日の食事から作られています。栄養バランスが偏ると、皮膚の回復力が落ち、炎症が長引きやすくなります。
皮膚トラブルがある犬では、消化吸収に配慮したフードや、皮膚の健康を意識した食事が役立つことがあります。

食物アレルギーへの配慮

食物アレルギーが関係している場合、原因となる食材を避けることが重要です。
自己判断でフードを頻繁に変えるのではなく、動物病院で相談しながら進めることで、原因の特定や症状の安定につながります。

生活環境の見直しも大切

皮膚への刺激を減らす

ハウスダストやダニ、花粉など、日常環境にある刺激が皮膚炎を悪化させることがあります。
寝床や毛布を清潔に保つ、室内の湿度を調整するなど、環境を整えることも再発予防の一つです。

舐め・掻きを防ぐ工夫

かゆみがあると、犬は無意識に舐めたり掻いたりしてしまいます。エリザベスカラーや洋服の使用など、皮膚を守る工夫が必要になる場合もあります。

皮膚炎と「上手に付き合う」という考え方

皮膚炎、とくにアトピー性皮膚炎を含む体質的な皮膚トラブルでは、「完全に治す」ことよりも、症状をコントロールしながら快適な生活を送ることを目標にするケースもあります。
症状が落ち着いている状態をできるだけ長く保つために、治療・ケア・生活管理を組み合わせていくことが大切です。

まとめ

犬の皮膚炎は、治療だけでなく、日常のスキンケアや食事、生活環境の影響を大きく受ける病気です。症状が落ち着いているときこそ、再発予防のための管理が重要になります。

「最近またかゆみが出てきた」「ケアの方法が合っているかわからない」と感じた場合は、お早めにご相談ください。その子に合った管理方法を見つけていきましょう。

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