犬や猫の歯科ケアはなぜ大切?歯周病が全身に与える影響と予防の考え方
こんにちは!アルプス動物病院です。
犬や猫の健康管理というと、ワクチンや食事、運動に目が向きやすい一方で、「歯や口のケア」は後回しになりがちです。しかし実際には、歯科トラブルはとても多く、放置すると全身の健康にも影響を及ぼすことがあります。今回は、犬や猫の歯科ケアの重要性と、日常でできる予防について詳しく解説します。
犬や猫に多い歯の病気
歯周病はとても身近な病気
歯周病は、成犬・成猫の多くが抱えていると言われるほど一般的な病気です。歯と歯ぐきの境目に歯垢や歯石がたまることで、歯ぐきに炎症が起こり、徐々に進行していきます。
初期症状が分かりにくい理由
歯周病の初期段階では、ほとんど痛みがなく、食欲や元気も普段と変わらないことが多いため、気づかれにくいのが特徴です。見た目には問題なさそうでも、口の中では炎症が進んでいることがあります。
歯周病が進行するとどうなる?
お口の中で起こる変化
歯周病が進むと、歯ぐきの腫れや出血、強い口臭が目立つようになります。さらに進行すると、歯を支える骨が溶け、歯がぐらついたり、抜け落ちてしまうこともあります。
痛みや不快感による生活への影響
口の中に慢性的な痛みや違和感があると、食事を楽しめなくなったり、硬いフードを避けるようになることがあります。これにより、食事量や栄養状態に影響が出る場合もあります。
歯の病気が全身に与える影響
細菌が体内に広がるリスク
歯周病で増えた細菌は、歯ぐきの炎症部分から血管内に入り込み、全身を巡る可能性があります。これにより、心臓や腎臓などの臓器に負担をかけることがあると考えられています。
シニア期に特に注意が必要
年齢を重ねると、免疫力が低下し、歯周病の進行も早くなりやすくなります。シニア期では、歯のトラブルが全身状態の悪化につながることもあるため、より注意が必要です。
こんなサインは要注意
口臭・よだれ・歯の汚れ
以前より口臭が強くなった、よだれが増えた、歯が茶色や黄色に見えるといった変化は、歯周病のサインかもしれません。
食べ方や行動の変化
食事に時間がかかる、硬いものを避ける、片側だけで噛む、口元を触られるのを嫌がるなどの様子が見られる場合も注意が必要です。
日常生活でできる歯科予防
歯みがきは少しずつ慣らす
最初から歯ブラシを使う必要はありません。口周りに触れる、ガーゼで歯を拭くなど、できることから少しずつ慣らしていくことが大切です。
無理をしないことが長続きのコツ
嫌がるのに無理に続けると、歯みがき自体がストレスになってしまいます。その子の性格に合わせて、できる範囲で続けていきましょう。
動物病院での歯科チェック
定期的な口腔内チェックの重要性
自宅では見えにくい奥歯や歯ぐきの状態は、動物病院で定期的に確認することで、早期発見につながります。
必要に応じた専門的なケア
歯石が多く付着している場合や、歯周病が進行している場合には、処置が必要になることもあります。状態に応じた対応を相談することが大切です。
歯のケアは将来への投資
歯科ケアは、今すぐ症状が出なくても、将来の健康を守るための大切な予防です。日常のケアと定期的なチェックを組み合わせることで、犬や猫が年齢を重ねても快適に過ごせる可能性が高まります。気になることがあれば、早めに相談し、無理のない形で歯の健康を守っていきましょう。
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