食物アレルギーが疑われるときに知っておきたい考え方

犬や猫の食物アレルギーは分かりにくい

こんにちは!アルプス動物病院です!
犬や猫の食物アレルギーは、比較的よく知られるようになってきましたが、実際には判断が難しく、気づくまでに時間がかかるケースが少なくありません。食後すぐに症状が出るとは限らず、「ずっと食べてきたフード」が原因となることもあるため、飼い主さんにとって分かりにくいのが特徴です。

食物アレルギーの基本的な仕組み

体が特定の食材を異物と認識してしまう

食物アレルギーは、特定のたんぱく質などに対して免疫が過剰に反応することで起こります。本来は問題のない食材であっても、体質によって炎症やかゆみなどの症状が引き起こされます。

すぐに症状が出ないことも多い

毎日食べているものが原因になるケース

食物アレルギーでは、食後すぐではなく、数時間から数日後に症状が現れることもあります。そのため、直前に与えた食事だけが原因とは限らず、判断を難しくしています。

食物アレルギーで見られやすい症状

皮膚のかゆみや炎症

慢性的に続くのが特徴

顔、耳、足先、わき、お腹、肛門周囲などを繰り返し掻いたり舐めたりする場合、食事が影響していることがあります。一時的によくなっても、再び悪化するケースも少なくありません。

耳や目のトラブル

外耳炎や目ヤニとして現れることも

皮膚だけでなく、耳の赤みやかゆみ、目ヤニの増加といった症状として現れる場合もあります。これらが慢性的に続く場合は注意が必要です。

消化器症状

下痢や軟便、嘔吐を繰り返す

皮膚症状に加えて、お腹の不調が見られるケースもあります。便の状態が安定しない状態が長く続く場合、食事との関連を考える必要があります。

フードを変えれば治るとは限りません

自己判断でのフード変更の注意点

原因が分からなくなることがある

症状が出るたびにフードを変えてしまうと、どの食材が影響しているのか分からなくなってしまいます。一時的に症状が落ち着いても、根本的な解決にならないこともあります。

主食以外も原因になることがある

おやつやサプリメントの影響

普段与えているおやつ、トッピング、サプリメントに含まれる成分が原因となるケースもあります。食事全体を整理して考えることが重要です。

病院で確認することの意味

食事内容を整理することが第一歩

これまでの食事歴が大切な情報になる

これまでに食べてきたフードの種類や期間、おやつの内容などは、原因を考えるうえで重要な判断材料になります。記録しておくことで、適切な対応につながります。

必要に応じた検査や評価

他の原因を除外することも大切

食物アレルギーと似た症状を示す病気もあるため、原因を整理することで無駄なフード変更を防ぐことができます。

長く付き合うための考え方

食物アレルギーは、完全に避けることが難しい場合もあります。大切なのは、症状をコントロールしながら、無理のない形で生活を続けていくことです。焦らず、体の反応を確認しながら対応していくことが安心につながります。

犬や猫の食物アレルギーについては、南アルプス市と周辺地域(甲斐市・韮崎市・中央市など)でも多くご相談があります。皮膚のかゆみやお腹の不調が続く場合は、「食事が関係しているかもしれない」という視点で早めに確認することが安心につながります。

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