犬や猫の目ヤニが気になるときに考えたい原因と注意点
犬や猫に目ヤニが出るのは珍しいことではありません
犬や猫の目ヤニは、日常的によく見られる症状のひとつです。少量であれば大きな問題にならないこともありますが、量や色、出方によっては注意が必要な場合もあります。見慣れている症状だからこそ、変化に気づくことが大切です。
生理的に見られる目ヤニ
体の調整として出ることがある
睡眠後やホコリなどの刺激によって、少量の目ヤニが出ることがあります。透明〜薄い色で乾きやすく、元気や食欲に変化がなければ、経過観察になるケースもあります。
目の構造や体質の影響
犬種・猫種による違い
短頭種の犬や猫など、目の構造によって目ヤニが出やすい体質の子もいます。日頃から出やすい場合は、量や性状の変化に注意が必要です。
目ヤニで考えられる主な原因
目の炎症や感染
色が濃く量が増える
黄色や緑っぽい目ヤニが増えてくる場合、炎症や感染が関係している可能性があります。結膜炎など、目のトラブルが隠れていることもあります。
鼻や呼吸器の影響
くしゃみや鼻水を伴うことがある
目と鼻はつながっているため、鼻や呼吸器の不調が目ヤニとして現れることもあります。くしゃみや鼻水が同時に見られないかも確認しましょう。
異物や刺激
片目だけに出るケース
ゴミや被毛などが目に入ることで、片側だけ目ヤニが出ることがあります。目をしょぼしょぼさせたり、こすったりしていないかも重要なポイントです。
様子を見てよい目ヤニと注意が必要な目ヤニ
比較的様子見できるケース
少量で元気がある
目ヤニが少量で、目を気にする様子がなく、食欲や元気が普段と変わらない場合は、様子を見ることもあります。
早めに確認した方がよいケース
量や色に変化がある
目ヤニの量が急に増えた、色が濃くなった、目を開けづらそうにしている場合は、早めに確認することが安心です。
自宅でできるケアと注意点
目ヤニの拭き取り方
やさしく清潔に
ぬるま湯で湿らせたガーゼやコットンを使い、目の周りをやさしく拭き取ります。強くこすらないことが大切です。
自己判断での対応は避ける
人用の目薬は使用しない
人用の目薬や市販薬を自己判断で使うことは避けてください。症状を悪化させることがあります。
早めの確認が安心につながる理由
目ヤニは軽い症状に見えても、放置することで目のトラブルが長引くことがあります。早めに状態を確認することで、原因に合わせた対応ができ、悪化を防ぎやすくなります。
犬や猫の目ヤニについては、南アルプス市と周辺地域(甲斐市・韮崎市・中央市など)でも多くご相談があります。日常的に見られる症状だからこそ、「いつもと違う」と感じたときは早めに確認することが安心につながります。
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