🐾【涙やけ 前編】なぜ起こるの?原因と気をつけたいポイント

こんにちは!アルプス動物病院です🐶✨
「最近、目の下が赤茶色に染まってきた」「毎日拭いているのにすぐ汚れる…」
そんな涙やけ(流涙症)でお悩みの飼い主さまが多くいらっしゃいます。

涙やけは見た目だけの問題ではなく、涙が外に溢れてしまっている“理由”があるサインでもあります。
まずは、「なぜ涙やけが起こるのか?」を知ることが対策の第一歩です👀✨


👀涙やけってどんなもの?

涙やけとは、涙が正常に鼻へ流れず、目の外に溢れ続けることで目の下が濡れ、毛が変色してしまう状態です。
涙の中には成分が含まれているため、放置すると毛が赤茶〜茶色に染まり、においや皮膚トラブルにつながることもあります。


🐶どんな犬種に多いの?

  • トイプードル
  • マルチーズ
  • ポメラニアン
  • チワワ
  • シーズー

このような目が大きい・鼻が短い犬種は、構造上涙があふれやすく、涙やけが起こりやすい傾向があります。


❓なぜ涙が溢れるの?

💧① 涙の通り道(涙管)が細い・詰まっている

涙は本来、目から鼻へ流れていきます。
しかし、涙管が細かったり詰まっていたりすると、涙がうまく流れず外に溢れ続けてしまいます。


🧼② 毛・まつげ・汚れなどの刺激

目の周りの毛が伸びたり、異所性まつげ(変な方向に生えるまつげ)があると、それが刺激になって涙が増えることがあります。


🍽③ 食事や体質による影響

涙やけはフードとの相性や食物アレルギーが関係することもあります。
食事を変えたら改善した、というケースも珍しくありません。


🌬④ 環境要因(乾燥・花粉・暖房)

季節の変化や空気の乾燥、埃、花粉などが刺激となり、涙が増えることもあります。


🦷⑤ 歯や鼻の病気が原因のことも

涙の通り道は口や鼻と近いため、歯周病・鼻炎・口腔トラブルが関係して涙やけが悪化する場合もあります。


👀チェックしたいポイント

  • 涙で目の周りがいつも濡れている
  • 目をかゆがってこすっている
  • 毛が固まっている・臭いがする
  • 赤み・炎症・色素沈着が強い

これらがある場合、セルフケアよりも診察がおすすめです。


📝まとめ

涙やけは「汚れ」ではなく、体が伝えているサインのひとつ。
原因によって必要なケアや対策が変わるため、まずは理由を知ることが大切です😊


🔜次回予告(後編)

次回は、
👉 おうちでできる涙やけケアの基本
👉 拭き方や使えるアイテム・注意点
👉 食事選びや生活で気をつけたいポイント
👉 病院受診のタイミングと治療方法

など、「今日からできること」を具体的にお伝えします🐾✨
愛犬の涙やけに悩んでいる方や、これから予防したい方にも役立つ内容になっていますので、ぜひ続きもチェックしてみてください。


📌 後編は近日公開予定です。更新まで少しだけお待ちください😊

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