誤飲に気をつけよう!犬猫が口にしやすいものと予防のポイント
こんにちは!アルプス動物病院です。
誤飲とは?
犬や猫が、本来食べ物ではないものを飲み込んでしまうことを誤飲といいます。特に子犬・子猫や、好奇心旺盛な性格の子では起こりやすく、日常の生活空間の中にも危険は潜んでいます。誤飲は小さな物でも体内で詰まったり、内臓を傷つけることがあり、場合によっては緊急の処置が必要です。
家の中で誤飲が起こりやすい場所
キッチン周り
キッチンは食べ物の匂いにつられて近づきやすい場所です。落ちた食材の欠片、串、骨、ラップなどが誤飲されることがあります。調理中は近づけない工夫が効果的です。
リビングや寝室
床に置かれた小物やお子さまのおもちゃ、アクセサリー類は特に危険です。電池、ヘアゴム、プラスチックの破片など、形状によっては飲み込んだ後に詰まりやすいものもあります。
ゴミ箱付近
ティッシュや食べ物の残り、袋類を引っ張り出して飲み込むことがあります。倒れにくいタイプやフタ付きのゴミ箱を使用すると安全です。
誤飲されやすい物と注意点
ひも状の物
ひも、リボン、靴ひも、ヘアゴムなどは特に猫が好む傾向があります。腸に絡まりやすく危険性が高いため、出しっぱなしにしないことが大切です。
小さなおもちゃや部品
ボール、カプセル、プラスチック製の部品などはサイズによって簡単に飲み込んでしまいます。小さなパーツの取れやすいおもちゃにも注意が必要です。
食べ物ではないもの
石、木片、ビニール、紙類など「まさかこれを?」というものを飲み込む例も少なくありません。外出後は持ち物が落ちていないか確認するようにしましょう。
誤飲が疑われるときの行動
自宅で無理に吐かせない
家庭で無理に吐かせると、逆に食道や胃を傷つけてしまう可能性があります。尖った物や電池などは特に危険ですので、自己判断での処置は避けてください。
飲み込んだ可能性を確認する
飲んだ物の種類、時間、量を把握できると診療がスムーズになります。現物の写真があると役立つこともあります。
早めに動物病院へ相談
誤飲は時間との勝負になることもあります。早めにご連絡いただければ、レントゲン検査やエコー検査を行い、必要に応じて内視鏡や手術で取り出す場合もあります。
日常でできる予防対策
片づけの習慣をつける
床に物を置かない、ひも類は必ずしまう、お子さまのおもちゃは共有スペースへ置かないなど、日常のちょっとした工夫でリスクを減らせます。
ペットの行動範囲を管理する
調理中のキッチンに近づけない、危険な物が多い部屋には入れないなど、環境づくりも大切です。
誤飲しやすい子には特に注意
過去に誤飲歴がある子や、好奇心の旺盛な若い子には特に気をつけましょう。適切なおもちゃを与え、誤飲しやすい物は視界に入れないようにします。
まとめ
誤飲はどのご家庭でも起こりやすいトラブルですが、日頃の環境づくりや片づけで大きく防ぐことができます。「飲んでしまったかも?」と思ったら、早めに当院へご相談ください。
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