猫の片目だけ涙が多い時に疑う病気

こんにちは!アルプス動物病院です。
「片方の目だけいつも濡れている」「涙やけが片側だけ目立つ」
こんな変化に気づいたことはありませんか。両目ではなく“片目だけ”涙が増えている場合、目そのもののトラブルや鼻とつながる通り道の異常が関係していることがあります。軽く見えても、病気のサインとして現れることがあるため注意が必要です。

片目だけ涙が増える主な原因

目の表面に刺激や炎症がある場合

猫の目はとてもデリケートです。結膜炎や角膜炎などが起こると、刺激から目を守ろうとして涙の量が増えます。
ほこりや毛が入っただけでも一時的に涙が出ることはありますが、赤みや目やにを伴う場合は炎症が疑われます。

鼻涙管の通りが悪くなっている場合

目の涙は、鼻涙管という細い管を通って鼻へ流れています。この通り道が詰まったり狭くなったりすると、涙が排出されずに目からあふれてしまいます。
片側だけ涙が多いときは、片方の鼻涙管に問題が起きているケースも少なくありません。

こんな症状があれば注意しましょう

涙以外の変化もチェック

単に目が潤んでいるだけでなく、次のような変化がある場合は受診をおすすめします。

・目の赤みが強い
・黄色や緑色の目やにが出る
・目をしょぼしょぼさせる
・顔をこすりつけるしぐさが増えた

これらは痛みや炎症が進んでいるサインであることがあります。

慢性化すると起こる問題

涙が長期間続くと、目の周りの皮膚がただれたり、細菌感染を起こしたりすることがあります。
見た目の問題だけでなく、皮膚トラブルにつながる点にも注意が必要です。

動物病院で行う検査

原因を特定するためのチェック

診察ではまず、目の状態を詳しく観察します。そのうえで、必要に応じて次のような検査を行います。

・角膜や結膜の状態確認
・染色検査による傷のチェック
・鼻涙管の通過性の評価

これにより、炎症が原因なのか、涙の通り道の問題なのかを見極めます。

治療と日常ケア

病院で行う治療

原因に応じて治療内容は変わります。炎症がある場合は点眼薬や内服薬で治療を行い、鼻涙管の詰まりが疑われる場合は洗浄処置を行うこともあります。状態によっては継続的なケアが必要になることもあります。

ご自宅で気をつけたいポイント

治療とあわせて、日常管理も重要です。

・目の周りを清潔に保つ
・涙やけ部分をやさしく拭く
・ほこりの多い環境を避ける

こうした小さな工夫が、再発予防につながります。

まとめ

猫の片目だけ涙が多い状態は、単なる目のゴミではなく、炎症や鼻涙管トラブルなどの病気が関係していることがあります。
「いつもと違う」「片側だけ続いている」と感じた場合は、早めに原因を確認することが大切です。早期対応によって、目の不快感やトラブルの悪化を防ぐことができます。
南アルプス市を中心に、甲府市・韮崎市・中央市・昭和町など周辺地域で、愛猫の涙が気になる場合は、お早めにご相談ください。

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