猫が「ジャンプに失敗する」筋力低下と病気の見分け方
こんにちは!アルプス動物病院です。
「前は簡単に登れていた場所に登れなくなった」「ジャンプしたのに、途中で落ちてしまった」
そんな変化に気づいて、「年をとったのかな?」と感じる飼い主さんはとても多いです。
確かに、加齢による筋力低下でジャンプ力が落ちる猫ちゃんは少なくありません。
ただ、実際の診察では病気や痛みが原因だったというケースも多く、注意が必要です。
猫にとって「ジャンプ」は健康のバロメーター
ジャンプには全身の機能が関係しています
猫はもともと、後ろ足の筋肉を使って高く跳ぶ動物です。
ジャンプには、「筋力」「関節の動き」「神経の働き」がバランスよく保たれている必要があります。
そのため「ジャンプに失敗する」「ためらうようになった」という変化は、体のどこかに不調が出ているサインであることが多いのです。
年齢による筋力低下の場合
ゆっくりした変化が特徴です
シニア期に入ると、猫も少しずつ筋肉量が減ってきます。
・高い場所を避けるようになる
・無理をせず、低い段差を選ぶ
・動きはゆっくりだが、食欲や元気はある
といった様子が多く、急激な変化は少ないのが特徴です。
ステップを設置するなど、生活環境を工夫してあげることで、無理なく過ごせることが多いです。
病気や痛みが隠れているケース
見た目では分かりにくいことが多いです
一方で、次のような病気が原因でジャンプできなくなることもあります。
・関節炎(関節に炎症や痛みが出る)
・変形性関節症(関節がすり減って痛む状態)
・脊椎や神経の病気
・内臓疾患による筋力低下
猫は痛みを隠すのがとても上手な動物です。
「ちょっと失敗しただけ」と見過ごされやすい点には注意しましょう。
こんな様子があれば受診を考えましょう
痛みや不調のサインかもしれません
・ジャンプを完全にやめてしまった
・着地を嫌がる、すぐ座り込む
・抱っこや背中を触ると嫌がる
・歩き方がぎこちない
・以前より毛づくろいをしなくなった
これらが見られる場合、筋力低下だけでなく、痛みや病気が関係しているケースが多いため、早めの受診をおすすめします。
動物病院で行う検査とケア
検査:原因を見極めるために行います
ジャンプに失敗する原因を調べるため、まずは猫ちゃんの体の状態を丁寧に確認します。
・触診で関節や背骨の動きをチェック
・レントゲン検査で骨や関節の状態を確認
・必要に応じて血液検査
これらの検査によって、「年齢による筋力低下なのか」「治療が必要な病気や痛みが隠れているのか」を見極めていきます。
治療・ケア:原因に合わせた対応を行います
治療やケアの内容は、原因によって異なります。
・関節の痛みがある場合:痛み止めや関節をサポートする治療
・内臓の病気が関係している場合:その病気に合わせた治療
・筋力低下が主な場合:生活環境の見直しや栄養管理
早めに対応することで、「できないこと」を増やさず、猫ちゃんの生活の質を保てるケースが多いです。
まとめ
猫の「ジャンプに失敗する」という変化は、単なる年齢の問題だけでなく、筋力低下や病気、痛みが隠れているサインであることがよくあります。
「まだ元気そうだから」と様子を見るよりも、「少し変だな」と感じた時点で相談することが、猫ちゃんの体を守る近道です。
南アルプス市を中心に、甲府市・韮崎市・中央市・昭和町など周辺地域で、愛猫のジャンプの失敗が気になる場合はお気軽にご相談ください。
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