ただの下痢じゃないかも?犬の炎症性腸疾患を疑う症状と検査

こんにちは!アルプス動物病院です。
愛犬の下痢や嘔吐がなかなか良くならない、体重が減ってきたと感じることはありませんか?
こうした症状が続く場合、「炎症性腸疾患(IBD)」が関係していることがあります。

今回は、犬の炎症性腸疾患について分かりやすくご紹介します。

炎症性腸疾患はどんな病気?

腸に慢性的な炎症が起こる病気

炎症性腸疾患は、腸の粘膜に慢性的な炎症が起こる病気です。
消化吸収の働きがうまくいかなくなり、下痢や嘔吐などの症状が続くのが特徴です。

一時的な胃腸炎とは異なり、長期間にわたって症状が続く場合に疑われます。

原因は一つではありません

炎症性腸疾患は、免疫の異常や食事、腸内環境などが複雑に関係していると考えられています。
そのため、治療も個々の状態に合わせて行う必要があります。

こんな症状に気をつけましょう

慢性的な消化器症状が特徴

炎症性腸疾患では、次のような症状が見られることがあります。

・下痢が続く
・嘔吐を繰り返す
・食欲が不安定
・体重が減ってきた

元気でも安心できないことも

見た目は元気でも、体の中では炎症が続いている場合があります。
特に体重減少が見られる場合は注意が必要です。

どうして起こるの?

炎症性腸疾患は、腸の中で本来は問題ないはずの物質に対して、免疫が過剰に反応してしまうことで炎症が起こると考えられています。
これにより、腸の粘膜がダメージを受け、症状が出やすくなります。

また、食事内容や腸内細菌のバランスも発症に関係するとされており、特定の食材に反応して症状が出るケースもあります。

病院ではどんな検査や治療をするの?

検査を組み合わせて診断します

診察では、症状の経過や食事内容を詳しく確認します。
血液検査や便検査、超音波検査などを行い、ほかの病気を除外しながら診断を進めます。

必要に応じて、内視鏡検査などで腸の状態を詳しく調べることもあります。

食事療法と内科治療が中心

治療では、まず食事の見直しを行うことが多く、消化にやさしいフードやアレルギーに配慮した食事を使用します。

症状に応じて、消炎剤や免疫を抑える薬などを使いながらコントロールしていきます。
長期的な管理が必要になることも多い病気です。

おうちで気をつけたいこと

食事管理をしっかり行いましょう

治療の一環として、食事の管理がとても重要になります。
指示されたフード以外を与えないことや、おやつの内容にも注意が必要です。

・フードの変更は自己判断で行わない
・おやつや人の食べ物を控える
・決まった内容を継続する

体調の変化をこまめにチェック

症状の変化を早く把握することが、悪化の予防につながります。

下痢や嘔吐の回数、食欲、体重の変化などを日頃から確認しておくことが大切です。

まとめ

犬の炎症性腸疾患は、腸に慢性的な炎症が起こり、下痢や嘔吐が続く病気です。
原因が一つではないため、状態に合わせた継続的な管理が重要になります。

南アルプス市を中心に、甲府市・韮崎市・中央市・昭和町など周辺地域で、愛犬の下痢や嘔吐が続く、体重減少が気になる場合は、お早めにご相談ください。

最新情報は、下記の公式LINE・Instagramからご覧いただけます📱✨