【第3回】猫の下部尿路疾患|再発予防

こんにちは!アルプス動物病院です。
これまで、初期サインと原因・検査についてお話ししてきました。

今回は、猫の下部尿路疾患(FLUTD)の「再発予防」と「生活環境の整え方」について解説します。
下部尿路疾患は一度治っても繰り返しやすい病気です。日々のちょっとした工夫が、再発リスクを大きく左右します。

再発しやすい理由

下部尿路疾患は体質や生活環境が深く関係しています。症状が落ち着いても、原因そのものが完全に消えるわけではない場合もあります。

尿が濃くなりやすい体質

猫はもともとあまり水を多く飲まない動物です。尿が濃い状態が続くと、結晶や結石ができやすくなります。特に過去に結石があった子は注意が必要です。

水分摂取を増やす工夫として
・ウェットフードを取り入れる
・水飲み場を複数設置する
といった対策が効果的です。

ストレスの影響

特発性膀胱炎の場合、ストレス管理が非常に重要です。引っ越し、家具の配置変更、新しい家族やペットの増加など、環境の変化は猫にとって大きな負担になります。

目に見えないストレスが膀胱炎を引き起こすこともあるため、安心できる居場所を確保してあげることが大切です。

生活環境の見直しポイント

再発予防では「食事」「水分」「トイレ環境」の3つが大きな柱になります。

トイレ環境を整える

トイレの数は「頭数+1」が理想です。静かで落ち着ける場所に設置し、常に清潔を保ちましょう。トイレが汚れていると排尿を我慢してしまい、膀胱に負担がかかります。

また、猫砂の種類が急に変わることもストレスになる場合があります。変更する際は少しずつ混ぜながら移行しましょう。

食事管理を継続する

療法食を処方されている場合は、自己判断で中断しないことが大切です。症状がなくなっても、体質が変わったわけではありません。

おやつや他のフードを混ぜることで、尿のバランスが崩れることもあります。食事内容に迷ったときは、遠慮なくご相談ください。

こんなときは早めの受診を

再発時は前回よりも急激に悪化することがあります。

・何度もトイレに行く
・血尿が見られる
・尿がほとんど出ていない

特にオス猫で尿が出ない状態は緊急です。半日以内でも命に関わることがあります。迷ったときは様子を見ずにご連絡ください。

まとめ

猫の下部尿路疾患は、適切な管理を続ければコントロールできる病気です。水分摂取の工夫、ストレス軽減、トイレと食事の見直しが再発予防のポイントになります。

南アルプス市を中心に、甲府市・韮崎市・中央市・昭和町など周辺地域で、愛猫の排尿トラブルが気になる場合は、お早めにご相談ください。

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