【第1回】犬の皮膚炎とは?かゆみが続く原因を知ろう
こんにちは!アルプス動物病院です。
「体をかくことが増えた」「皮膚が赤くなっているのがなかなか治らない」
このような皮膚トラブルでご相談に来られるワンちゃんは、一年を通して少なくありません。犬の皮膚炎は一時的なものもありますが、症状が長引いたり、良くなったり悪くなったりを繰り返したりするケースも多く見られます。
今回は、犬の皮膚炎の種類とかゆみが続く原因について、わかりやすく解説します。
犬の皮膚炎とはどんな状態?
皮膚に炎症が起こっているサイン
皮膚炎とは、皮膚に赤み、かゆみ、湿疹、フケ、脱毛などの異常が現れている状態を指します。ひとつの病名というよりも、皮膚に炎症が起きている状態の総称と考えるとわかりやすいでしょう。
軽い皮膚炎であれば自然に落ち着くこともありますが、体質や環境の影響を受けると、症状が長引いたり再発を繰り返したりすることがあります。
アトピー性皮膚炎との関係
皮膚炎の中でも、体質的な要因が大きく関係するものがアトピー性皮膚炎です。
皮膚のバリア機能が弱く、アレルゲンに反応しやすい犬で見られ、若い頃からかゆみが出始めることもあります。
犬の皮膚病にはどんな種類がある?
アレルギーが関係する皮膚炎
花粉、ハウスダスト、ダニ、食事成分などが原因となる皮膚炎です。
日常生活の中に原因が潜んでいることが多く、完全に避けるのが難しいため、症状が長引きやすい傾向があります。
感染が関係する皮膚炎
細菌や真菌(カビ)による皮膚炎もよく見られます。
かゆみで皮膚を掻き壊すことで皮膚のバリアが壊れ、二次的に感染を起こすケースも少なくありません。
寄生虫による皮膚トラブル
ノミやダニなどの寄生虫も、強いかゆみを引き起こします。
特にノミアレルギーでは、少数のノミでも症状が悪化することがあります。
なぜ「かゆみ」が続いてしまうの?
かくことで悪循環に
皮膚炎でつらい症状が「かゆみ」です。かゆみがあると掻く・舐めるといった行動が増え、皮膚が傷つき、さらに炎症が悪化します。
このかゆみと炎症の悪循環が、症状が慢性的に続いてしまう大きな原因になります。
皮膚のバリア機能の低下
皮膚のバリア機能が低下すると、外からの刺激を受けやすくなり、少しの刺激でも炎症が起こりやすくなります。
体質的な要因に加え、乾燥やシャンプーの影響なども関係することがあります。
季節との関係はある?
皮膚トラブルは春や夏に多い印象がありますが、実際には一年中相談があります。
花粉が飛ぶ時期、湿度が高い時期、暖房による乾燥など、季節ごとに皮膚への負担は変化します。
アトピー性皮膚炎の犬では、特定の季節だけでなく通年で症状が続くことも珍しくありません。
まとめ|次回は検査と治療について
犬の皮膚炎は、原因がひとつとは限らず、体質や生活環境、季節などが複雑に関係しています。「よくある皮膚トラブル」と考えてしまいがちですが、かゆみが続く背景には、しっかりとした理由があります。
次回は、動物病院で行う検査方法や、皮膚炎に対する治療の選択肢について詳しくお話しします。
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