【第1回】犬の胆泥症とは?無症状でも注意したい胆のうの変化

こんにちは!アルプス動物病院です。
健康診断やエコー検査で「胆泥があります」と言われたことはありませんか?
症状がないことも多く、すぐに治療が必要なのか迷われることもある病気です。

今回は第1回として、犬の胆泥症とはどんな状態なのか、見られる症状や注意したいポイントについてご紹介します。

胆泥症はどんな状態?

胆のうに“泥”のようなものがたまります

胆泥症は、胆のうの中にある胆汁がドロドロとした状態になり、泥のようにたまる状態のことをいいます。
本来サラサラしている胆汁が濃くなることで、エコー検査で白く見えるようになります。

この段階では、まだ明確な症状が出ていないことも多いのが特徴です。

健康診断で見つかることも多いです

胆泥症は無症状のことも多く、健康診断や別の検査の際に偶然見つかるケースも少なくありません。
そのため、「異常があると言われたけど元気」という状況になることもあります。

こんな症状に気をつけましょう

初期はほとんど症状がありません

軽度の胆泥症では、普段通り元気に過ごしていることが多く、見た目では気づきにくい状態です。
しかし、胆のうの中の変化は少しずつ進んでいる可能性があります。

進行すると体調変化が見られることも

状態が進むと、次のような症状が見られることがあります。

・食欲が落ちる
・元気がない
・吐く
・お腹を痛がる様子がある

これらは消化器の不調として現れることが多く、ほかの病気との見分けが難しいこともあります。

どうして起こるの?

胆汁の流れや性質の変化が関係します

胆汁は、食べ物の消化を助けるために作られていますが、その流れが悪くなったり、性質が変わったりすることでドロドロの状態になりやすくなります。

こうした変化が重なることで、胆泥がたまりやすくなると考えられています。

体質や年齢も影響します

胆泥症は中高齢の犬で見られることが多く、体質やホルモンの影響が関係している場合もあります。
また、基礎疾患や生活習慣が影響することもあるため、背景を確認することも大切です。

注意して見ておきたいポイント

無症状でも経過を見ることが大切です

胆泥症は、すぐに大きな問題になるとは限りませんが、放置してよい状態かどうかの判断が重要になります。
定期的に状態を確認し、変化がないかを見ていくことが大切です。

急な変化には注意が必要です

普段は元気でも、急に食欲が落ちたり、吐き気が見られたりする場合は注意が必要です。
胆のうの状態が悪化している可能性もあるため、早めの受診が安心につながります。

まとめ

犬の胆泥症は、胆のうの中に泥状の胆汁がたまる状態で、無症状のまま見つかることも多いのが特徴です。
一方で、進行すると体調変化につながることもあるため、経過をしっかり見ていくことが大切です。

次回の第2回では、胆泥症の検査方法や治療、どのような場合に注意が必要になるのかについて分かりやすくご紹介します。

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