【第1回】猫が食べないと危険?肝リピドーシスの初期サインに注意
こんにちは!アルプス動物病院です。
最近、愛猫の食欲が落ちている、いつもより食べる量が少ないと感じることはありませんか?
猫では、食べない状態が続くことで「肝リピドーシス」と呼ばれる病気につながることがあります。
今回は第1回として、猫の肝リピドーシスとはどんな病気なのか、初期に見られる変化や早めの受診が大切な理由についてご紹介します。
肝リピドーシスってどんな病気?
食べないことがきっかけになることがあります
肝リピドーシスは、何らかのきっかけで食欲が落ち、十分に食べられない状態が続いたときに起こることがある病気です。
体に必要なエネルギーを補うため脂肪が動員されますが、猫ではその脂肪が肝臓にたまりやすく、うまく処理できなくなることがあります。
その結果、肝臓の働きが低下し、さらに体調が悪くなることがあります。
ほかの不調が背景にあることも
肝リピドーシスは、突然それだけが起こるというより、別の不調をきっかけに食べなくなって発症することも少なくありません。
たとえば、胃腸の不調や口の痛み、ストレス、環境の変化などが食欲低下の背景にあることもあります。
そのため、「食べない原因」と「肝臓への負担」の両方を考えることが大切です。
こんな症状に気をつけましょう
最初は食欲低下だけに見えることもあります
初期には、いつもより食べる量が減る、好きなものしか食べない、食事への反応が鈍いといった変化から始まることがあります。
一見すると軽い食欲ムラのように見えることもありますが、猫ではこうした変化が続くこと自体が注意のサインです。
進行すると全身状態にも影響
病気が進むと、食欲不振だけでなく次のような症状が見られることがあります。
・元気がない
・体重が減る
・吐く
・ぐったりしている
・目や歯ぐきが黄色っぽく見える
黄色っぽく見える変化は、肝臓の不調が進んでいるサインのことがあります。
このような様子が見られる場合は、早めの受診が大切です。
早めの相談が大切な理由
様子見が長くなると悪化しやすくなります
猫の肝リピドーシスは、早めに気づいて対応することがとても重要です。
「そのうち食べるかも」と様子を見ている間に、体力が落ちたり、肝臓への負担が大きくなったりすることがあります。
特に猫は、食べない状態が続くこと自体が大きなリスクになります。
背景にある原因の確認も重要
肝リピドーシスでは、食べなくなった原因が別にあることも多いため、単に食欲の問題として見るだけでは不十分なことがあります。
早めに受診することで、背景にある病気の確認や適切な治療につなげやすくなります。
まとめ
猫の肝リピドーシスは、食欲低下をきっかけに起こることがある肝臓の病気です。
最初は食べる量が少ないだけに見えても、進行すると全身状態に影響することがあります。
次回の第2回では、猫の肝リピドーシスで病院ではどのような検査を行うのか、診断の流れとあわせて分かりやすくご紹介します。
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