【第2回】猫の膵炎の症状と受診の目安
こんにちは!アルプス動物病院です。
猫の膵炎は、はっきりとした症状が出にくいことが多く、「なんとなく元気がない」「少し食欲が落ちている」といった変化だけのこともあります。
そのため、飼い主さまが気づいたときには体調がかなり悪化しているケースも少なくありません。
今回は連載第2回として、猫の膵炎で見られる症状や受診の目安についてご紹介します。
猫の膵炎で見られる主な症状
食欲低下や元気消失
猫の膵炎で比較的よく見られるのが、食欲が落ちる・元気がなくなるといった変化です。
「いつもより食べる量が少ない」
「好きなおやつにも反応しない」
「寝ている時間が増えた」
このような変化は、膵炎の初期サインであることもあります。
猫は体調不良を隠す動物とも言われており、はっきりとした症状が出る前に、こうした小さな変化だけが見られることも珍しくありません。
普段から食事量や行動を観察しておくことで、体調の変化に早めに気づけることもあります。
嘔吐や体重減少
膵炎が進むと、次のような症状が見られることもあります。
・嘔吐
・体重の減少
・お腹を触られるのを嫌がる
・動きたがらない
ただし猫では、嘔吐があまり見られない膵炎もあります。そのため「吐いていないから大丈夫」と判断するのは難しい場合があります。
また、慢性的な膵炎では食欲の低下が続き、少しずつ体重が減っていくケースもあります。
体重の変化は気づきにくいため、定期的に体重を確認することも健康管理のひとつです。
こんな様子があれば早めの受診を
食欲低下が続く場合
猫では24時間以上食欲が落ちている場合、体調不良のサインである可能性があります。特に次のような場合は注意が必要です。
・ほとんど食べない状態が続く
・水もあまり飲まない
・元気がなく動きたがらない
膵炎だけでなく、他の病気が隠れている可能性もあるため、早めの受診をおすすめします。
ぐったりしている・嘔吐が続く
次のような症状が見られる場合は、体への負担が大きくなっている可能性があります。
・ぐったりしている
・何度も嘔吐している
・お腹を触ると嫌がる
このような様子が見られる場合は、できるだけ早めの受診をおすすめします。
膵炎は症状が急に悪化することもあり、早めに状態を確認することで、体への負担を抑えながら治療につなげることができます。
まとめ
猫の膵炎は、食欲低下や元気消失など、比較的あいまいな症状から始まることが多い病気です。
はっきりした症状が出ない場合でも、「いつもと様子が違う」と感じることが大切なサインになることがあります。
特に食欲が落ちている状態が続く場合は、体調の変化を見逃さないよう注意してあげましょう。
次回の第3回では、猫の膵炎の検査や治療の流れについてご紹介します。
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