【第1回】猫の膵炎とは?元気がない原因かも

こんにちは!アルプス動物病院です。
猫が「なんとなく元気がない」「食欲が落ちている」と感じることはありませんか?
はっきりとした症状が出ていないように見えても、体の中では病気が進んでいることがあります。そのひとつが「膵炎(すいえん)」です。

膵炎は猫では決して珍しい病気ではありませんが、犬の膵炎のように分かりやすい症状が出ないことも多く、気づきにくいのが特徴です。

今回は第1回として、猫の膵炎とはどのような病気なのか、基本的な内容についてご紹介します。

猫の膵炎とはどんな病気?

膵臓の役割

膵臓は胃や腸の近くにある小さな臓器で、主に次のような役割を担っています。

・食べ物の消化を助ける消化酵素を作る
・血糖値を調整するホルモンを分泌する

この膵臓に炎症が起きた状態が「膵炎」です。炎症が起こると膵臓の働きがうまくいかなくなり、体にさまざまな不調が現れることがあります。

猫では気づきにくい病気

犬の膵炎では、激しい嘔吐や強い腹痛などの症状が出ることが多いですが、猫の場合は症状が比較的あいまいです。
例えば次のような変化だけのこともあります。

・食欲が落ちる
・元気がない
・じっとしている時間が増える
・体重が少しずつ減る

このように「なんとなく様子がおかしい」程度のことも多いため、見逃されやすい病気と言われています。

猫の膵炎はなぜ起こる?

はっきりした原因が分からないことも

猫の膵炎は、原因が特定できないケースも少なくありません。ただし、いくつか関連が指摘されている要因があります。

・胆のうや胆管のトラブル
・腸の炎症
・感染症
・体への強いストレス

猫では膵臓・胆管・腸が近い位置にあるため、複数の臓器に炎症が関係することもあると言われています。

ゆっくり続くタイプもある

膵炎には、急に症状が出るタイプだけでなく、ゆっくりと長く続くタイプもあります。慢性的な膵炎では、体調の波がありながら少しずつ症状が続くこともあります。

「最近なんとなく元気がない日が増えた」「食欲のムラがある」といった変化が見られる場合、体の中で炎症が起きている可能性もあります。

まとめ

猫の膵炎は、はっきりとした症状が出ないことも多く、気づきにくい病気のひとつです。食欲低下や元気消失など、日常の小さな変化がサインになっている場合もあります。
「なんとなく様子が違う」と感じたときには、早めに体調を確認しておくことが大切です。

次回の第2回では、猫の膵炎で見られる症状や受診の目安について、詳しくご紹介します。

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