狂犬病とは?症状と予防の大切さ

こんにちは!アルプス動物病院です。
春になると「狂犬病予防接種のお知らせ」が届きますが、「日本では発生していないのに、なぜ必要なの?」と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。

今回は、犬の狂犬病について、症状や予防の重要性をわかりやすくお伝えします。

狂犬病とはどんな病気?

ウイルスによる致死性の感染症です

狂犬病は、狂犬病ウイルスによって引き起こされる感染症です。主に咬まれることで感染し、ウイルスは神経を通って脳へと広がります。
発症するとほぼ100%致死的とされている非常に恐ろしい病気です。

犬だけでなく、人にも感染する「人獣共通感染症」である点も大きな特徴です。

日本では発生していないけれど…

現在、日本国内では長年にわたり狂犬病の発生は報告されていません。しかし、世界的にはいまだに発生している国が多く、海外から動物が入ってくる可能性もゼロではありません。

万が一の侵入に備えて、国内での流行を防ぐために予防接種が法律で義務づけられています。

狂犬病の症状

初期症状はわかりにくいことも

感染後、一定の潜伏期間を経て発症します。初期には、元気がない、食欲が落ちる、性格が変わったように見えるなど、はっきりしない症状が見られることがあります。

普段と違う様子が続く場合は、注意が必要です。

興奮や麻痺があらわれます

進行すると、攻撃的になる、よだれが多くなる、水を怖がるような行動を示すなどの神経症状があらわれます。
その後、全身の麻痺が進み、最終的には呼吸ができなくなります。

発症してしまうと有効な治療法はなく、予防が何よりも重要な病気です。

狂犬病予防接種のポイント

年1回の接種が必要です

日本では、生後91日以上の犬に対し、年1回の狂犬病予防接種が義務づけられています。これは愛犬を守るだけでなく、社会全体を守るための大切な取り組みです。

体調が不安定な場合は接種時期を調整することも可能ですので、事前にご相談ください。

ワクチン接種前の健康チェックも大切

安全に接種するためには、その日の体調確認が重要です。
食欲や元気の有無、下痢や嘔吐がないかなど、気になることがあれば必ずお伝えください。

まとめ

狂犬病は、日本では現在発生していないものの、発症すると命に関わる非常に危険な感染症です。そして、人にも感染する可能性がある病気です。

だからこそ、毎年の予防接種がとても大切です。
法律で定められているという理由だけでなく、愛犬と地域社会を守るための責任ある行動として、きちんと継続していきましょう。

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