【第1回】猫の腎臓病とは?初期症状と気づきにくいサイン
こんにちは!アルプス動物病院です。
「最近よく水を飲むようになった」「トイレの回数が増えた気がする」
こうした変化は、猫の腎臓病の初期サインであることがあります。腎臓病はシニア猫に多く見られ、進行するまで症状が目立ちにくい病気です。そのため、早めに正しい知識を持ち、日常の変化に気づくことがとても重要になります。
猫の腎臓病とはどんな病気?
腎臓の役割
腎臓は体内の老廃物を尿として排出し、水分やミネラルのバランスを調整する重要な臓器です。また、血圧の調整や赤血球を作るホルモンの分泌にも関わっています。腎臓の働きが低下すると、体の中に老廃物が蓄積し、食欲低下や元気消失など、さまざまな不調が現れるようになります。
慢性腎臓病が多い理由
猫で多く見られるのは「慢性腎臓病」です。これは数か月から数年かけて少しずつ進行していく病気で、一度失われた腎機能が回復する見込みはほとんどありません。そのため、早期発見と継続的な管理がとても大切になります。
初期に見られやすい症状
見逃されやすい体の変化
腎臓病の初期段階では、次のような軽い変化から始まることが多くあります。
・水を飲む量が増える
・尿の量が増える
・体重が少しずつ減る
・毛づやが悪くなる
これらは加齢や季節の影響と勘違いされやすく、病気のサインとして見過ごされることも少なくありません。
進行すると現れる症状
病気が進行すると、食欲不振、嘔吐、口臭、元気消失、脱水などの症状が現れることがあります。この段階になると、日常生活にも大きな影響が出てきます。
猫は症状を隠しやすい動物
猫は本能的に弱っている姿を見せない傾向があります。そのため、見た目では元気そうに見えても、体の中で病気が進行していることがあります。飼い主さんが異変に気づいた時には、すでに腎機能が大きく低下しているケースも少なくありません。
日常生活で意識したいポイント
小さな変化を見逃さない
普段から飲水量、尿の量や回数、食欲、体重、毛づやなどを意識して観察することが大切です。毎日の小さな変化に気づくことが、早期発見につながります。
定期健診の重要性
腎臓病は初期段階では症状がほとんど出ない場合も多く、見た目だけで判断するのは難しい病気です。定期的な健康チェックを受けることで、血液検査や尿検査による数値の変化を早期に把握し、早めの対策につなげることができます。
まとめ
猫の腎臓病は、気づきにくくゆっくり進行する病気です。しかし、早めに異変に気づき、適切な管理を始めることで、病気の進行を抑え、穏やかな生活を長く保つことが可能になります。
次回は、動物病院で行う検査と診断について詳しく解説します。
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