犬の「冬になると咳が出る」気管虚脱と乾燥の影響かもしれません

こんにちは!アルプス動物病院です。
「寒くなってから咳をするようになった」「興奮したときや散歩中に、ガーガーとした咳が出る」
冬になると、こうした症状で来院されるワンちゃんは少なくありません。
一時的なものに見えても、背景に気管虚脱や空気の乾燥による刺激が関係しているケースが多いため注意が必要です。

冬に咳が増えやすい理由

空気の乾燥が気道を刺激します

冬は空気が乾燥し、さらに暖房の使用によって室内の湿度が下がりがちです。
犬の気道はとてもデリケートなため、乾燥した空気を吸い続けることで粘膜が刺激され、咳が出やすくなります。
特に「小型犬」「シニア犬」「もともと咳が出やすい体質の子」では、乾燥の影響を強く受ける傾向があります。

気管虚脱が隠れていることも

気管虚脱とは、空気の通り道である気管がつぶれやすくなる病気です。
気管が押しつぶされることで、呼吸のたびに刺激が加わり、特徴的な咳が出ます。

よく見られる咳の特徴として
・ガーガー、ガチョウが鳴くような音
・興奮時や首輪を引いたときに出やすい
・寒い時期に悪化する

などがあります。
冬の乾燥や冷たい空気が刺激となり、症状が目立つようになるケースも少なくありません。

こんな咳は注意が必要です

咳の出方やタイミングに注目しましょう

単なる乾燥による咳なのか、病気が関係しているのかを見極めることが大切です。
次のような様子が見られる場合は、早めの受診をおすすめします。

・咳が何日も続いている
・運動後や興奮すると必ず咳が出る
・咳と一緒に呼吸が苦しそう
・夜間や明け方に咳き込む
・年々、咳が出やすくなっている

特に気管虚脱は、放置すると少しずつ進行する病気です。

動物病院で行う検査

咳の原因を正しく見極めます

診察では、咳の出方やタイミングを詳しく伺い、聴診で呼吸音を確認します。
必要に応じて、レントゲン検査を行い、気管の形や肺の状態をチェックします。

咳の原因は
・気管虚脱
・乾燥による刺激
・心臓病
・感染症

などさまざまなため、見た目だけで判断することはできません。

治療と日常ケア

症状に合わせた治療を行います

治療は、原因や症状の程度に応じて行います。

・気管の炎症や咳を抑えるお薬
・気道を広げる治療
・興奮を抑えるための管理

気管虚脱は完治を目指す病気ではありませんが、適切な治療と管理で症状を軽くすることが可能です。

冬のおうちケアも大切です

治療とあわせて、日常生活の工夫もとても重要です。

・室内の加湿(湿度40〜60%目安)
・首輪ではなくハーネスの使用
・興奮させすぎない環境づくり

こうした工夫だけでも、咳が出にくくなるケースがあります。

まとめ

犬の「冬になると咳が出る」という症状は、乾燥による一時的な刺激だけでなく、気管虚脱などの病気が関係していることもあります。
「寒いから仕方ない」と様子を見ているうちに、症状が進んでしまうケースも少なくありません。
南アルプス市を中心に、甲府市・韮崎市・中央市・昭和町など周辺地域で、愛犬の咳が気になる場合は、お早めにご相談ください。

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