子猫のかぜ(猫風邪)とは?くしゃみ・目やにが出たときの注意点

子猫にかぜの症状が出やすい理由

こんにちは!アルプス動物病院です!
子猫を迎えて間もない時期に多く見られるのが、いわゆる「猫風邪」と呼ばれる症状です。成猫と比べて免疫力が十分ではないため、軽い感染でも症状が出やすく、注意が必要な時期といえます。

免疫力がまだ十分ではない

母猫からの免疫が減っていく時期

子猫は生後しばらくすると、母猫から受け取った免疫が徐々に低下していきます。そのため、ウイルスや細菌に対する抵抗力が弱く、感染症にかかりやすい状態になります。

環境変化による影響

お迎え直後のストレス

住む場所や人、音、においなどの環境が一気に変わることで、体にストレスがかかります。このストレスが引き金となり、かぜの症状が出ることも少なくありません。

子猫のかぜで見られる主な症状

猫風邪では、主に呼吸器や目の症状が見られます。

くしゃみや鼻水

初期に気づきやすいサイン

くしゃみが増える、透明または白っぽい鼻水が出るといった症状がよく見られます。軽そうに見えても、症状が長引いたり悪化したりすることがあります。

目やに・目の充血

放置すると悪化することも

目やにが増えたり、目が赤くなったりすることがあります。症状が進むと、目を開けづらくなるケースもあります。

元気や食欲の低下

においが分からず食べなくなる

鼻が詰まることで食べ物のにおいが分かりにくくなり、食欲が落ちてしまうことがあります。子猫では体力低下につながりやすいため注意が必要です。

様子見してよいケースと注意が必要なケース

比較的軽い症状の場合

元気があり症状が軽い

くしゃみが少し出る程度で、食欲や元気が保たれている場合は、経過観察になることもあります。

早めに確認した方がよいケース

症状が続く・悪化している

くしゃみや鼻水、目やにが数日続く、元気や食欲が落ちている場合は、早めに確認することが安心です。

自宅で気を付けたいポイント

無理な自己判断は避ける

人用の薬は使用しない

人のかぜ薬や点眼薬を自己判断で使うことは避けてください。症状を悪化させる可能性があります。

室内環境を整える

体を冷やさない工夫

室温を安定させ、子猫が安心して休める環境を整えることが大切です。体を冷やさないよう配慮しましょう。

早めの確認が大切な理由

子猫のかぜは軽く見られがちですが、体力の消耗や二次感染につながることもあります。早めに状態を確認することで、重症化を防ぎ、回復を早められる場合があります。

子猫のかぜ(猫風邪)については、南アルプス市と周辺地域(甲斐市・韮崎市・中央市など)でも多くご相談があります。子猫の体調は変化が早いため、気になる症状があれば早めに確認することが安心につながります。

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