犬の感染症について知っておきたいこと ～予防の重要性と日常でできる対策～
alps-adminこんにちは！アルプス動物病院です。
犬は普段元気でも、ウイルスや細菌による感染症にかかることがあります。重症化すると命に関わる病気もあり、日頃の予防や早めの対処がとても大切です。ここでは、代表的な犬の感染症と予防方法について解説します。
犬の感染症とは
犬の感染症とは、ウイルス・細菌・寄生虫などが体内に侵入し、体調不良や臓器のダメージを引き起こす病気の総称です。感染力の強い病気も多く、ワクチンで防げるものもあれば、日常の対策が必要なものもあります。
感染経路は1つではない
犬同士の接触だけでなく、環境中のウイルスや飼い主の衣服から持ち込まれることもあります。
子犬やシニア犬は特に注意
免疫力が弱いため、感染症が重症化しやすくなります。
代表的な犬の感染症
犬パルボウイルス感染症
強力なウイルスで、嘔吐・下痢・食欲不振などを起こします。子犬では致死率が高く、早期の予防接種が重要です。
犬ジステンパーウイルス感染症
呼吸器・消化器・神経症状など多くの臓器に影響する重い感染症です。ワクチンで予防できますが、感染すると治療が難しい病気です。
ケンネルコフ（犬の風邪）
複数のウイルスや細菌が原因となる咳の症状が特徴です。ドッグランやホテルでうつりやすく、集団生活で広がりやすい病気です。
レプトスピラ症
野生動物の尿に含まれる細菌が原因で、人にうつることもあります。散歩コースに水たまりが多い場合はリスクが高まります。
感染症は複数の原因が重なることも
環境・体質・免疫力が組み合わさって症状が進みやすくなります。
犬の感染症を防ぐためにできること
1. ワクチン接種を定期的に行う
重症化しやすい感染症はワクチンで予防できます。毎年の接種は免疫維持に必要です。
2. 外出後のケアをする
散歩後は足を洗い、接触感染を防ぎます。
3. 他の犬との接触に注意する
体調不良の犬が多い場所では感染リスクが高まるため、無理に近づけないことが大切です。
4. 日ごろの健康チェック
咳、鼻水、元気がない、食欲不振などは感染症の初期サインの可能性があります。
異変に気づいたら早めの受診を
悪化を防ぐためには早期治療が重要です。
まとめ
犬の感染症は種類が多く、重症化するものもありますが、日頃の予防でリスクを大きく減らすことができます。ワクチン接種や生活環境の工夫をしながら、大切な家族を守ってあげましょう。気になる症状があれば、いつでもご相談ください。
最新情報は、下記の公式LINE・Instagramからご覧いただけます📱✨
