犬と猫の「ストレスサイン」って?気づきにくい変化を見逃さないために💡
こんにちは!アルプス動物病院です。今回は、ワンちゃん・ネコちゃんのストレスサインについて詳しくお話しします。動物は自分の気持ちを言葉で伝えることができないため、ストレスを感じたときは“行動の変化”としてサインを出しています。飼い主さんが早めに気づくことで、病気の予防にもつながります。
🐶 犬に見られるストレスサイン
あくび・鼻を舐める・そっぽを向く
いわゆる「カーミングシグナル」と呼ばれ、犬自身が気持ちを落ち着かせようとしているサインです。叱られたときや、初対面の人と会ったときに見せることがあります。
落ち着きがなく歩き回る
来客や大きな音など、環境の変化で不安を感じているときによく見られます。
吠えやすくなる
不安感が強くなると、吠えることで自分の気持ちを発散しようとすることがあります。
食欲が落ちる
ストレスは胃腸の動きを弱め、食欲低下や食べるスピードの変化につながることがあります。
足や体をなめ続ける
同じ場所をしつこく舐め続けるのは、ストレスや退屈が原因であることも。皮膚炎につながる場合もあるため注意が必要です。
🐱 猫に見られるストレスサイン
隠れて出てこなくなる
来客、家具の移動、大きな音などの環境変化に敏感で、安心できる場所にこもってしまうことがあります。
トイレ以外で排泄してしまう
排泄環境に強くこだわる猫にとって、ストレスはトイレの失敗として表れやすい傾向があります。
毛づくろいのしすぎ(過剰グルーミング)
不安を落ち着かせるために同じ場所を繰り返し舐め続け、お腹や内股が薄くなるほど舐めてしまうケースもあります。
食欲低下・嘔吐が増える
ストレスが胃腸に影響することで、食欲の変化や吐き戻しが増えることがあります。
攻撃的になる
触ろうとすると嫌がる、唸るなど、性格が変わったように見えるときはストレスが影響している可能性があります。
🏠 ストレスの原因になるもの
環境の変化
引っ越し、模様替え、来客、大きな音などは犬猫にとって大きなストレス要因です。
生活リズムの乱れ
留守番時間が長い、急なスケジュール変更なども不安につながります。
気温や湿度の変化
季節の変わり目や室内環境が合わない場合もストレスにつながります。
体調不良や痛み
何か不調を抱えていると、普段と違う行動として現れることがあります。
🩺 病院に相談したほうが良いケース
数日続く食欲低下や元気のなさ
ストレスだけでなく、病気が隠れている可能性もあります。
トイレの失敗が続く
泌尿器トラブルが背景にあることも多いため、早めの診察をおすすめします。
毛が抜ける・皮膚が赤い
過度なグルーミングで皮膚トラブルを引き起こすことがあります。
性格が急に変わったように見える
ストレスや痛みが隠れているサインです。
🌼 まとめ
ワンちゃん・ネコちゃんのストレスサインは、普段との少しの違いとして現れます。日々の様子を注意深く観察し、気になる変化があれば早めにご相談いただくことで、心と体の健康を守ることにつながります。
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