🐾ブログをはじめました!秋〜冬に気をつけたいワンちゃん・ネコちゃんの病気
はじめに
こんにちは!南アルプス市にあるアルプス動物病院です。
このたび、当院のブログをスタートいたしました。
これから季節ごとの健康管理のポイントや、動物たちとの暮らしに役立つ情報をお届けしていきます。
南アルプス市は日中と朝晩の気温差が大きく、秋から冬にかけては空気も乾燥しがちです。
人と同じように、動物たちもこの気候の変化に体調を崩しやすくなります。
初回のブログでは、そんな季節に特に注意したい病気やおうちでできるケアについてお話しします。
🩺秋〜冬に増えるトラブルとは?
呼吸器のトラブル(咳・くしゃみ・鼻水など)
朝晩の冷え込みや空気の乾燥によって、気管やのどが刺激されやすくなります。
特に短頭種(フレンチブルドッグ、シーズーなど)は呼吸器系が弱いため注意が必要です。
また、ウイルスや細菌による「犬のケンネルコフ」や「猫風邪(ウイルス性鼻気管炎)」もこの季節に多く見られます。
加湿や予防接種でしっかり対策しましょう。
関節や腰の痛み
冷えによって筋肉がこわばり、関節痛や腰痛が悪化しやすくなります。
高齢の子や、ダックスフンドなどヘルニアになりやすい犬種は特に注意が必要です。
床にマットを敷く、段差を減らすなど、ご家庭での環境整備も大切です。
食欲不振・消化器トラブル
寒くなると活動量が減り、消化機能もやや落ちやすくなります。
また、秋の味覚や年末年始のごちそうなど、人の食べ物をうっかり食べてしまう誤食事故も増える時期です。
「少しくらいなら…」という油分や味付けの濃いものは、胃腸炎や膵炎の原因になることもあります。
食事はできるだけ規則的に、体調に合わせたフード量を心がけましょう。
食欲が落ちたときは、温かいお湯でふやかしたフードを与えると香りが立ち、食べやすくなります。
尿路疾患(膀胱炎・尿石症など)
冬は水を飲む量が減り、尿が濃くなることで膀胱炎や尿石症が増えます。
猫ちゃんでは特に注意が必要です。
水飲み場を増やしたり、ウェットフードを取り入れるなど、日常の工夫で予防しましょう。
🌞まとめ
秋から冬は、気温差・乾燥・運動不足などが原因で体調を崩しやすい季節です。
「いつもとちょっと違うな」と感じたら、早めにご相談ください。
これからもアルプス動物病院では、地域の皆さまと大切なご家族である動物たちが安心して過ごせるようサポートしてまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。

